晩秋の過ごし方
最近、晩秋のためか、急に冷え込んできました。
雨ではない日には加湿器が30台になっていることもあり、乾燥も気になります。
東京でも場所によって気温や湿度も違うかもしれません。先日、文京区で雹も降りました。
寒冷アレルギーや気道過敏性亢進、秋のスギ花粉等アレルギーで咳が出る人も増えている印象です。甲状腺機能低下症など持病のある方は、もともと体温が低いためか秋は働きにくい季節のようで皆さま苦戦しておられます。睡眠管理しセルフケアして乗り切りましょう。
慢性疼痛のある方々は、血行不良なのかリンパの流れでも悪いのか痛みが増しているようです。これから、冬に向けて、年配の方々では、血圧が上がり不安の高まる方々や身体の不調が増えてくる時期です。
冷えや乾燥、アレルギー対策をとり、厳しい季節ですが、乗り切っていきましょう。
温かい冬着、汗をかかなければ分厚い靴下、足湯、入浴剤、低温やけどに注意しつつ貼るホッカイロ、電子レンジで温めた小豆などで血行を良くして痛みや肩こりと付き合っておられる方も多いです。それでダメなら湿布や漢方なども処方いたします。お声がけください。
なお、冬場には安全なはずの家庭での入浴も推奨されますが、お風呂場と脱衣室との温度差でヒートショックを起こして亡くなられる方が増えます。高血圧の方やお酒を飲んでからの入浴は危険なので、入浴前に飲酒しないよう、室内温度や血圧管理にもご注意ください。
院内では、加湿器を使っておりアロマも使っております。リラックスできるとよいです。エアコンを使うと、より乾燥して喉を傷めたり眠り難くなるかもしれません。逆に、雨だと湿度70%ごえと過ごしにくいですが、湿度40-60%の管理で感染も減るため試みております。
秋は眠り難く不調な方が増える季節です。一時的な睡眠薬増量も大事ですが、アレルギーや喉がいがいがして咳が出る、目やにが出て痛い、ならアレルギー剤、気管支拡張剤、点鼻・点眼薬、吸入剤ももらい、先にコントロールしてしまいましょう。ぐっすり眠れます。
最後に、携帯だとおいししそうに撮れず、高脂血症もある人には頻回に作るとよくないはずですが、(チューブ)バターと小麦粉、コンソメ、塩コショウがあれば、ルーはなくても、特売あさりやシーチキン水煮等と併せ、簡単に安価にシチューを作ったりできます。
なお、あさりやしじみは、吸収の良いヘム鉄と吸収のよくない非ヘム鉄が混ざっているものの鉄の含有量は多いほうです。私の主治医には、お肉をとるよう指導されたことがありレバーを食べるようにしております。ただ、好物でないと食べる気が起きず、まず続きません。
チーズなどタンパクやアセロラドリンクやみかんなどのビタミンCと一緒にとっております。好物を探し食生活の習慣を変えていきましょう。自分の好きな食事で、栄養がとれるよう、どこかで相談できるとよいです。
サプリだけで気を付けておられる方を血液検査をしてみると栄養障害ということも少なくないので、食事も大事かもしれません。自分の気に入った温かい食事を楽しまれ、ご自愛ください。
本格的な貧血では、処方薬の方が鉄の含有量が多いため、吐き気や下痢等の副作用も出やすいリスクはありますが、早く治ります。女性の数人に1人は貧血といわれるように様々なメンタル不調と貧血は関わりますので、ご相談ください。
コロナやインフルがあまり流行らない時期しか採血を行いませんが、フェリチンも調べております。科学的根拠が蓄積されているのは、鉄欠乏と足の違和感や怠さやむずむず感の出るむずむず足症候群との関連ですが、睡眠と鉄欠乏のRCTなど研究でも出てきております。
鉄欠乏で睡眠が浅くなり集中力低下し不安が高まる印象を個人的にはもちますが、躁病や精神病等、重症化した場合、鉄だけでは治療困難です。フェリチン補正に数か月~半年以上かかるので一時的に睡眠薬で管理、鉄が増えれば向精神薬を中止する治療も承っております。
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