オンライン診療情報通信機器の利用料値上げ
2023年8月1日にオンライン診療の精神疾患の診療という保険診療費がメンタルヘルス領域では算定できなくなりコストカットされてしまいました。また、初診は対面で、オンライン診療の計画書作成が必要となりました。
1000円以上コストカットをされていますが、オンライン診療の月一回利用者が多く、出来るだけ来院を促しましたが、難しい状況です。
情報通信機器の利用料の値上げに反対を受け、全体予約料を上げましたが、オンライン診療を使っておられない方の負担が増すことへの苦情も出ております。3000円(税別)の情報通信機器の利用料に値上げさせていただき15分診療をキープしていく方針としました。
*月二回目の利用は従来通り2000円(税別)の情報通信機器の利用料にいたします。
オンライン診療の時間を減らすことで対応しようとしましたが、結局延長になる方が多いためです。
高額になってしまいましたが、コロナ前は認知症やてんかんしか精神科領域ではオンライン保険診療は認められず、自宅まで郵送サービス付きで自費1万円くらいでした。とはいえ、もとの高額な医療に戻ってしまうと、不便で残念な気持ちを理解できます。
しかし、コロナ禍は、感染対策・後遺症予防を第一に、無理をして特別にオンライン診療を安価に行っていました。それが依存症を抱える方の耐性という症状のように、当然の既得権益のように慣れてしまわれると無理をした医療にすら感謝できなくなるもので、残念です。
当院は診察時間は長めで職員が多数いないと、その後のFAX送付や処方箋郵送など時間と手間が多大にかかり医師の負担になっており、赤字分野になっております。国が終えたサービスを納得いかないからと当院で安価に肩代わりできる余裕はございません。
初回からオンライン診療もある、向精神薬も処方してくれた等、初診オンライン希望の対応にも、苦慮している状況です。結局、対面診療の予約はとられないので、制度変更により、無料で怒鳴られる等の対応も続きました。
怒鳴られても、出来る範囲で規則を守り、再診の方のみオンライン診療の対応をいたします。自費は初回でもカウンセリングのみなら対応いたします。しかし、自費でも薬の処方は承りません。
*感染症や内科でオンライン診療を使いたいなら、オンライン診療をしている大規模な他院が安価だと思います。当院内科は、かかりつけ医の処方薬を3日くらい休み中に繋げるくらいのことしかできず、基本的に心療内科受診者の内科疾患対応のための内科です。
*基本的にコロナ前のオンライン診療と同じく3か月に一度は対面診療を依頼し、重症化した状態で漫然とオンライン診療はお引き受けしないよう配慮します。ご注意ください。
*対面診療と違い、医師の裁量でオンライン保険診療はお断りすることになっております。事前に計画した緊急受診先をその際はご利用ください。
*インフルエンザやコロナで自宅から休日や夜間に診察を受けに行くのが大変な方からも、往診依頼やオンライン診療のご依頼が続きます。今までは初回オンラインで処方のみできましたが、国の方針変更により、今は再診以外対応ができません。
*医師一人の診療所で余裕がないため救急はなく、往診もご近所の再診以外うけません。
*オンライン診察を受けても調剤薬局から自宅配送に郵送だと数日かかることが多いです(同日配送してくれる薬局もあるので特に一人暮らしの方は事前に調べると安全でしょう)
*いつもと同じ薬が切れ、仕事で忙しく受診する余裕がなくオンライン診療を受けたいならかかりつけ医残薬が足りないとき当院初診(処方は3日分、3か月以内の採血で異常がなければ7-14日分)、オンライン診療計画書作成後のみご利用いただけます。
*当院は保険診療とは別に自費の予約料が追加となっている時間も多いので、必ず事前にお問い合わせください。内科受診の場合、予約料が極力かからない時間をご案内いたします。
*受診後、気付いていなかったと仰っても相談内容が依存症やうつや不安などメンタル領域だった場合、心療内科切り替え通院精神療法等請求する場合もあります。ご注意ください。
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