血糖測定ウォッチを購入しないで下さい

https://v.kn1ght.app/video/143f9e32-4bf8-484a-ab2f-6d0c137c2c93

文面で書くと長いので、アバターで簡単に説明してもらうことにしました。

1分以内で内容を知りたい方は上のリンクにアクセスしてアニメをご覧ください。

文面の方が読みやすい方は、にゃんか先生に語ってもらった内容+αを下記にまとめました。

最近、Amazo●や●天など有名販売サイトでも、オムロン社製血糖測定ウォッチが販売されております。そうした広告を載せるにも、詐欺か見分けるのが困難ということで、行政も広告企業を制御できない実情があるそうで、被害データを蓄積している段階なのだそうです。

ただ、オムロン社のホームページでは血糖測定ウォッチを現時点では販売しておらず、詐欺をする会社の責任をもてないと記載されています。

ある医師が購入したところ食後も食前の血糖と変わりなく怪しいと話していました。興味あり院長も安価で購入し採血結果と比較すると、それらしい血糖値でした。2022年報告後の実用化が早すぎ役立つか不思議でした。紛らわしいものを購入してしまい反省しております。

2024年2月末、FDAというアメリカの食品や薬品や医療機器の安全性を調べる機関は糖尿病患者の利用での危険性を指摘し全血糖測定ウォッチ購入に注意喚起しております。日本国内在住の方も、疲れた際や不注意で、つい購入しないよう、ご注意ください。

因みに、海外詐欺の特徴では、届くのが遅れると事前に連絡がくるのだそうです。まさにこの商品の購入時はそうでした。なお、オンライン通販は、クーリングオフの対象外という法律なのだそうで、SNS・広告販売企業は責任を持ちません。

返品しようとすると、海外企業だから義務はない、オムロン社製として販売していた広告のスクショ等証明書類が十分でないと返品しない、送付書類は十分でないから連絡するな、オムロン社製と名乗っていなかった、などと海外企業は対応し、返金に応じません。

血糖測定ウォッチには複数あり、販売元は中国・韓国企業と名乗るようですが、特にオムロン社製は詐欺ですので、そうした不注意を利用した詐欺に、ご注意ください。

そんな詐欺が有名な広告企業にすら公然と許可される現状に疑問を抱いてしまうのは、私だけでしょうか。

痛くない採血は、当院でも様々な工夫をして目指しているところです。ただ、現時点で、そのように販売されている血糖測定ウォッチは、特に科学的に信頼できるものではないようです。

確定申告前、疲れているなか新しいものを面白がって買ってしまったので、偉そうに言えません。ただ、疲れていたり、メンタル不調だったり、身体の不調があったりする人を対象に公然と行われる詐欺を、私もひっかかりそうで、以前から嫌だと思っていました。

スマホやオンラインでのショッピングは、疲れた時すら簡単に24時間身近にあるという怖さがあります。不注意や依存性を利用し浪費させ病を悪化させるビジネスに、メンタル不調者は特に耐性がないはずで、そうした悪化・重症化も経験しております。

マッチングアプリ等も便利で、確かに婚活に役立った方も多数おられます。一方、アプリ婚後、寂しい時や疲れた時に再度アプリを使ってしまい不倫が止まらなくなる方や浪費や性感染症やセクハラなど犯罪に近い相談も少数で続くため、依存性に注意しご利用ください。

普通の診療所には司法精神科医など、不調時の責任能力を判断・証明できる医師はおりません。患者が重症のなかで利用され大金を浪費されても、消費活動の人権を尊重せねばなりません。その代わり、重症の患者であっても、自己責任を問われるのが現状のはずです。

惨状に陥られる前に警告しても、家族が保護を拒まれたり、本人の人権尊重されたり、入院転院を拒まれたりすると当院も保護しきれません。惨状が起きれば、余裕を失われてしまい、本人と家族は非難されることを繰り返しております。

警告や説明、内服指導、転院先紹介、紹介状発行など責任をもつべき医療の努力を当院ではできる範囲で頑張ります。処方・内服指導をできても、本人に薬を飲ませることは当院の業務ではなく、別途、訪問看護など導入せねばならず、料金が必要な医療サービスです。

当院医師の指導に反し、本人ご家族が選択された末の再発や惨状への責任は、当方では持ちかねます。転院先で診療を受けられてください。どうか、当事者とご家族は、予め、ご理解のほどお願いいたします。

被害があっても、当院医師はそうした面で専門性が低く当時の病状も判断しかね、診断書発行で証明もできず、悩ましく思っております。

惨状が起きる度、終診・転院後も、十分な費用を支払われないなかでのクレームが連日続き疲弊したため、残念ですが、当院も他の病院を見習い、終診後は出入り禁止、郵送対応のみに切り替えます。

NATUREという学術誌に、新技術についての報告はあるようです）

https://www.nature.com/articles/s41378-022-00355-5

FDAの注意喚起）

https://www.fda.gov/medical-devices/safety-communications/do-not-use-smartwatches-or-smart-rings-measure-blood-glucose-levels-fda-safety-communication