マイナポータルシステムエラー発生。その時期に期限切保険証は当院設備認定では使えず自費対応。資格確認証ご提示か他病院を予めご選択ください。
マイナ保険証を作られた方は、紙での保険証の資格証明書が発行されていない状況のようです。12月2日からマイナポータルでマイナ保険証を読み取るという話になりました。
しかし、早速、オンライン化されてから初のエラーが起こり、数日間マイナポータルすら利用できないようです。マイナ保険証の読み取り機のエラーも多いなか、バックアップとして作成されたマイナポータルもエラーが起きれば、医療機関も患者も混乱してしまいます。
国の報道では医療機関で期限切れ保険証が使えると謳われております。しかし、マイナ保険証読み取り機などの準備が整わない医療機関では除外要件にされており、期限切れ保険証は使えず自費です。そうした医療機関も半数あるなかでの、紙の廃止に憤りを覚えております。
利用者達の医療に支障を出し、保険証の代わりになる紙を渡されないと、診療所も全額自費にしないと十分に費用が払われない可能性があり、診療を行い難く、混乱しております。特に、土日診療を頑張って行っている医療機関は土日は行政が休みで問い合わせもできません。
老々介護の認知症を抱えたご夫妻(子供たちは遠方で働き介護困難)がかつかつお二人で医療機関を受診されていたなか混乱されておりました。
また、知的障害を抱える方々も、苦慮されていました。ただ、当院利用者達はシステムエラーだと調べて教えて下さり頼もしいです。
とはいえ、来院されて本日はエラーだから全額自費だとも説明し難いため、マイナポータルが故障すると、社会保険証でマイナ保険証にされた方々が、限られた医療機関を選択する他なくなり、一部の方々は医療が受け難くなります。命にかかわらなければと願うばかりです。
特に、NTTやソフトバンクのインターネット回線を使っていない診療所では、まずネット回線工事と電話番号変更からマイナ保険証の読み取り機の設置に向け準備が必要になる状況です。
その際ネット上に出ているすべてのホームページや看板、診察券の電話番号の表示を全て修正しなければなりません。その手間や費用の補償は国から一切ございません。小規模診療所で、ネット回線をソフトバンクの一部の回線、NTT回線でない医療機関は手間がかかります。
当院も、マイナ保険証読み取り機導入に向け検討しております。マイナ保険証読み取り機の国の購入助成金も全額支払われないなか、次々と携帯型マイナ保険証読み取り機や在宅医療特化型などを作られましても、医療機関側すら何を選べばよいかわからず混乱しております。
マイナポータルのシステムエラー中、当院では、残薬で再診の方々にはリスケを依頼するなどして全額自費にならないよう、注意してまいります。土日診療では、行政に、ご本人がお持ちの書類が有効かどうかの確認もできず、残念です。
初診で受診したい方は、保険証の資格確認証がないと、当院では全額自費になります。
マイナ保険証読み取りを居宅型マイナ保険証読み取り機で実装されたオンライン診療の医療機関やマイナ保険証読み取り機を導入済みの医療機関で土日診療をされているところをご選択なさるなど、予めご選択くださいますよう、よろしくお願い致します。
保険証の説明や行政とのやりとりだけで、長期の無給無休ボランティアが続いており、説明できる職員不足の小規模診療所は疲弊しております。
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