診療所・所属医師の紹介

小石川植物園内の漢方の材料を育てる植物園
竜胆という生薬に用いられるリンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」なのだといいます。

当院でも、悲しんでおられる方の個々の苦しみを尊重し、支援してまいります。 

当院の理念は、安心と安全の医療です。



メンタルクリニックというと、薬を多量に出されるイメージがありませんか? 


当院では、必要最小限の薬物療法を目指しております。


多剤併用向けの精神科薬物療法研修を2018年まで受け続けておりました。多剤併用についてそっと批判した学会発表もしております。

薬を少しでも減らせるよう、他に出来ることを探していただき、支援しております。



ただし、急性期は早くしっかり薬を使って乗り切った方が、苦痛なく後遺症が少なく療養できることもあるでしょう。

安定されたら、薬以外で対応できることもあるかもしれませんので探していきましょう。



*薬を飲まないか、医師の指示を無視し自分で薬を調整され病状が改善しないと医師の力量がないと批判する方もおられました。

医師が示した治療選択肢を選ばず、自己判断で自己治療し悪化した責任を当院に求めセカンドオピニオンを希望する方もおられます。

医師は最善と考える治療を示すことができますが、ご自身にあわないなら他院でご相談ください。

ご自身が選んだ勧めてもいない治療に対する過剰な責任を負いかねます。

セカンドオピニオンを受けるのは自由ですが当院での診療継続をお断りする場合もございます。予め、ご検討お願いいたします。



*薬を飲まず、指示にも従わず、規則を守らず院内で職員や利用者に迷惑でも自分の希望を優先する方は、当院には合いません。

そんな時は、1週間以内に紹介状発行での転院か家族同伴かをご選択いただく場合もございます。予め、ご注意ください。



*当院では、対等な尊重しあえる関係を目指します。

ですので、上下関係への拘りがあり特に虐げたい方の治療は力不足で困難です。

お酒を飲まれると支配関係に拘られますが、対応に人手が必要なため他院をご検討ください。



*下記は、設備上対応できない利用者が誤って来院されないよう物騒でも記載することにしました。怖い方は読まないでください。

どなたか落ち着いた方に読んでもらって納得いくようなら、ご予約を検討してください。



*精神療法を行っても効果はなく薬を飲まず家族同伴もされなければ転院と伝えても、診断ミス、自費は嫌だと語る方もいます。

そんな方は「見下している」と仰いますが、診療所規則を守らず終診を拒む側は医師を軽視し搾取できないと不安になり、その発言になる場合もあるのかもしれません。

「盗まれた」と認知症を抱える方は仰るのですが、物が見当たらない不安を被害として他者へ映し出し発言される機序に似ています。

薬を飲まなくても、家族を呼ばないのも自由だと尊重しており見下しておりません。ただ、悪化リスクもある重大な判断では他の医師の判断も仰いでからご検討ください、とお願いしているだけです。

個人の自由を尊重はしますが、ご自身の自由選択の末の悪化の責任は負いかねます。病だからという未払いや診療妨害も許容できない程度、民間で補助金などもなく人数や設備が小規模体制というだけです。力不足で、ご期待に添えないかもしれず、残念です。

難しい話になりますが、大事なことなので、理解できるご家族や友人に頼られて誤解がないよう納得された上で、ご利用ください。



*終診後のトラブルもいくつかありました。

・数年自宅に篭り医師に傷つけられたからと無料相談を半年以上にわたり求める方。
・家族が弁護士と嘘をつき本人の話を聞くよう説得された方。
・終診後、1時間に10回以上、予約電話を占拠
・予約をとらず診療所ドアの前で待機
・悪口を大声で叫びながら近所を歩き回る
・家族同伴を約束したものの本人のみ来院、本人のみ電話連絡

そのような場合、他の病院でご相談ください。当院の医師との信頼関係を損ねてしまわれているかもしれず予約をとりません。

一定期間で診療妨害とし録音した情報を警察に提供し相談する場合もあり、駐車場や近隣住民への迷惑行為では速やかに通報いたします。

警察の相談後、終診後の苦情対応を予約制で自動音声対応か郵送のみ対応にしました。診療時間中、予約をとらず5分以上の電話をかけてこられた場合、高額ですが、自費で電話相談費を請求する場合がございます。予め、ご注意ください。



*SMがお好きで医師に虐げられたい、結婚したい、息子さんについての相談等、特殊なご要望、オンラインで十分に服を着られず診療希望の方もいましたが、保険診療の要件をこえていると判断し、診療をお断りするか自費請求する場合もございます。

予め、ご注意ください。


当院では、性的サービスを扱っておらず不注意でもセクハラにあたる場合、本人ご家族が希望されても、診療をお断りする場合もあります。


全額自費で請求し警察に相談する場合もございます。違法行為を疑う場合のみ証拠として画像を保存する場合もございます。ご注意ください。


「性風俗にいくより女医を受診した方がマシ」という誠実なお言葉もいただいたこともありますが、私が失礼だと感じる発言が続く場合、診療をお断りする場合もございます。設備上、保険診療の範囲外と捉え自費請求する場合もあるので、慎重にご相談ください。




*少数体制で民間警備を利用すればマニュアルで警察を呼ぶことになっております。

大病院なら専属警備で許される迷惑行為も、小規模な民間診療所では警察相談になり、ご家族に連絡がいく場合もございます。犯罪レベルと判断した場合、産業医と連携し会社にも情報提供する場合もございます。

その手前の迷惑行為では、できるだけご家族に保護を依頼します (診療時間内のみ対応) 

予め、家族に問題行為や病状を絶対に知られたくないと希望される方は他院をご選択ください。




*院内の安全と安心のため、当院では、すべての利用者をお客様として崇めたりせず、毅然と対応する場合もございます。

当院では、来院すると誰かが泣き叫び、壁を蹴り壊すような、不安になる待合室にはしておらず、安心のため、職員も放置しません。屋外の看板を破壊された方もおられました。


もちろん、当院接遇が悪かった場合、反省し改める場合もございますが、器物破損などの犯罪は許容しておりません。


利用中のお困り事は、忌憚なく医師に相談してください。病状や多忙さで気付かず規則違反をされた場合、厳しい注意となるかもしれず恐れ入ります。どうか常識的なご利用をお願いいたします。



・他科疾患の持病の精査・治療


からだの治療よって精神症状がよくなることもあります。


メンタルが不調の方のなかには、セルフケアが難しくなる方もいらっしゃいます。


からだの治療も放置してしまい、それがメンタルにも影響して悪循環を起こしていらっしゃる方もいらっしゃいます。


自分の身体などどうでも良い気分になってしまわれても、医療者、ご家族、ご友人にとっては、どなたも大事な方なのです。


大事な周りの方々が大事にされる来院者の心身を治療できればと願っております。



例:

・鼻炎で睡眠の質が悪かったが、治療したらよく眠れて日中もスッキリした

・朝起きると頭痛がしていたが、実は睡眠時無呼吸症候群で、治療したら楽になった

・だるいと思ったら肝障害。減酒して休んだら治った

・うつだと思ったら更年期。漢方を飲んだら周りに当たらなくなった

・食欲がなく元気が出ないと思っていたら胃潰瘍で貧血。鉄剤を半年飲んだら治った

・なかなか治らないうつ病と考えられていた方が入院レベルの重症高血圧。治療で改善

・疲れやすさをうつだと考えていたら、別の感染症にかかっていたことが判明した

・歩くとすぐ息切れがして夜間息苦しいと思ったら喘息やCOPD(タバコ病) 治療したら、数日は大変だったが、楽になって眠れた

・月経不順で情緒不安定だったが、卵巣奇形腫があり治療したら落ち着いた




・食事指導


食事をとれないことで精神症状が悪化されている方もいらっしゃいます。


ぼんやりされたり、イライラされたりしてお困りの方のなかには低血糖気味になっておられた方もいらっしゃいました。


規則正しい食生活も、メンタルヘルスには重要だと捉えております。


お酒を飲まれる方では、お酒がビタミンやミネラルの低下を招き、認知機能低下やうつ症状などを起こすこともございます。


なお、軽い肝機能障害がある程度の大酒家が突然死することも散見されます。その際、食事なしで飲酒されていた方が多いようです。


ビタミンやミネラルの低下を防ぐためにも、飲むのならまず食事をあわせてとることは重要かもしれません。



逆に、一定の嗜好品の摂りすぎで精神症状が悪化されている方もいらっしゃいます。


お酒、タバコ、カフェイン、違法薬物を摂取する嗜癖により不眠症を招いていたり、精神症状に影響している場合もよくあります。


その場合、一人では難しいことですが、一時的に薬物療法を併用しながら節度ある暮らしを考え抜け出される方もいらっしゃいます。




・精神療法、心理療法


食事、睡眠、運動の指導だけでなく、傾聴・共感、カウンセリングだけで楽になる方もいらっしゃるでしょう。

基本の精神療法だけでなく、当院医師は、認知行動療法、EMDRなど心理療法の研修を受け、扱っております。

しかし、急性期、重症の方では精神療法だけでは改善せず、薬物療法が一番楽に早く乗り切れます。安定後、漸減を支援いたします。

ただ、薬を急に辞めれば離脱症状(精神症状悪化)も起きうるため、すぐに中止できません。代替手段を身につけ、漸減中止しましょう。



・漢方治療


西洋の薬にはない作用をもつ漢方や西洋の薬と食事の効果の中間のような漢方もあり重宝しております。

怒り、不眠、不安、うつ、悪夢など精神症状を抑えてくれるのに有効な漢方もあります。利用者の証に合った治療を目指します。


食物の延長線のような治療ですが、副作用も効果もゼロではありません。安定され薬を切る時に補う、または軽症の方の治療です。

診察と体重、体温、血圧、サチュレーション、簡易心電図、採血など、簡易スクリーニング程度の内科診療をいたします。


AEDを設置を辞め、心臓マッサージしか出来ないため、対応しかねる重症度・緊急性なら設備の整う医療機関へご紹介します。


激しい嘔吐、意識障害、麻痺、不整脈、てんかんなど重症者は、大病院の救急を速やかに受診された方が救命でき、治りやすいです。



*当院設備に点滴やレントゲン・CT・脳波を速やかに行える救急体制はございません。緊急でなければ、外部医療機関へ委託します。


*新型コロナウイルスの感染症検査を当院では行っておりません。

*発熱のある方は先に、新型コロナウイルス感染症に対応されている内科で検査を受け解熱後ご来院ください。



・相談

自由診療の相談事業も行っております。


①ご家族・ご友人からのご相談(自由診療)

行政では無料相談を繰り返し受けることができますが、時間外の相談や医師による相談は難しいかもしれません。

そこで、夜間帯の医師によるご家族・ご友人からのご相談(自由診療)を承っております。

大変な状況に陥れば、薬で乗り切る必要のある方は受診されます。受診のいらない健常者はオンラインカウンセリングで健常者のまま乗り切っていただければと願っております。

②受診前相談、カウンセリングあるいは傾聴 (自由診療)

処方や診断は出来ませんが、お話を伺います。受診前のご相談にも回答いたします。

こころの相談(自由診療)では、お話を伺い支援いたします。医療機関の専門性や得意分野等、ご相談に対応いたします。

からだの相談(自由診療)でも、お身体のお話を伺い支援いたします。どの専門内科を受診すればよいか分からない等ご相談にのります。

文京区では、訪問診療と合わせた医療相談が年中無休であるようですからご利用ください。

ただ、対面診療の方が安いので、対面診療でお探しの場合、当院も役立つかもしれません。

③オンライン診療(自由診療)
1回目は必ず対面診療が必要で、同意書と診療計画書の作成をいたします。

2回目以降、オンライン診療(自由診療)も承っております。

保険適応のオンライン診療と異なり、適応疾患など制限がないため全国から受付可能ですが保険診療より高額です。

お忙しい方には便利でしょう。ご自宅へ処方箋郵送が基本ですが、院内処方薬であれば、自宅にお薬を郵送いたします。

*無料相談をしていると聞いたと語り他利用者の予約時間に長電話を一方的にしようとされる人も一定数おられますが、有料です。
*curon 登録されないとオンライン診療の予約はできません。誤解が続くため、電話相談サービスを現在は受け付けておりません
*今すぐ死ぬ、医療機関は最優先に対応をと要望する人もいました。混み合うなか行政連絡先を伝えようとすると怒って電話を切る方もいました。かけ直すとレビューに苦情を書きこまれ、警察相談した方もいます。
*費用を払わず電話で規則違反をされた方への対応は、診療評価と違うものかもしれず取り下げて貰えましたが、書き込めます。
*Googleは書き込みを容認しますが、診療を受けておらず、費用も支払わない方の書き込みに苦慮しております。
*重症なら診療所での規則違反を許す訳ではなく、既存の法律に添い、警察相談、家族保護、入院設備ある病院へと繋げます。




[院長]
藤井 さやか

[略歴]
学歴:
2005年 鳥取大学医学部医学科卒業
2016年 東京大学大学院医学系研究科卒業

職歴:
2006-2008年、鳥取大学医学部附属病院で、内科を中心とした初期臨床研修終了(外科研修は、消化器外科) 整形外科、眼科、放射線科なども選択して研修を受けさせていただきました。

2008年4月以降、元・都立豊島病院、国立精神・神経医療研究センター病院で勤務。内科や外科へ入院した方の精神面を担当するリエゾン、身体合併症のある精神疾患で入院した患者さんの治療に従事。短期間、放射線科も選択し研修を受けさせていただきました。

2012年4月以降、研究所や大学で研究を学びつつ、関東や地域の精神科病院、心療内科・精神科の診療所で病棟や外来の診療に従事。被災地域での外来業務も僅かながら携わっておりました。

2016年3月、大学院卒業。4月、関東を離れ、義母急病による入院を家族介護後、地域の精神科単科病院で常勤医として勤務。犯罪を伴う精神障害を抱えた方が司法医療後に通院される指定通院医療機関デイケアでアンガーコントロールのプログラム作成・実施など。

2017年頃から関東で、リワークに取り組む精神科診療所や身体合併症も治療される精神科診療所で非常勤勤務。時に、民間の精神科病院の日勤などにも従事。

2018年頃、1年近く公衆衛生(感染症対策、母子保健、行政の支援制度)を常勤として学び父親介護にあたる。介護も落ち着いた時点で精神科診療所で勤務再開。


病院や診療所で加害に回ってしまう精神障害者の介護を行うと、病院内で被害者が更に他の加害者から被害を受けてしまう仕方のない課題が気になりました。暴力に頼り始めていない被害者が、安心・安全にゆったり療養できる空間の実現を願い、2019年4月開業。



資格 :

医師免許

精神保健指定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医

PhD

EMDR weekend 2 終了(スーパービジョンも含む)

*一定期間、医師会の認定産業医、健康スポーツ医の研修を受け資格保持しておりましたが、現在は更新しておりません。


研修歴:

厚生労働省指定 オンライン診療研修

EMDR Weekend1, 2研修・SV(日本EMDR学会)

複数の認知処理療法(CPT)研修

PTSDに対する曝露療法(SV未)

複雑性悲嘆の認知行動療法研修

認知行動療法研修 初級 (国立精神・神経医療研究センター)

認知行動療法研修(SV未 厚生労働省)

催眠中級コース(日本臨床催眠学会)

緩和ケア研修

TBSS解析研修(オックスフォード大学)


所属学会:

日本精神神経学会

日本司法精神医学会

日本臨床催眠学会

日本東洋医学会

[主翻訳者としての仕事]
当事者やご家族など支援者が障害を理解し自ら回復を目指すためのワークブックを雑誌コーナーに設置しております。ご利用下さい。

なお、統合失調症や依存症のご本人・ご家族からのご相談は、オンライン相談で承っております。どんな支援方法があり、どこに支援を求めることができるか、どう対応すればよいか等、初歩的なことについてはご回答いたします。

*依存症専門研修を受けていないため、状況により専門医療機関等をご紹介いたします。違法薬物使用歴のある方は、暴力を伴うことが多く、重症化リスクが高いなか、恐れ入りますが当院の人数が足りないため、予め人数体制の多い医療機関をご選択ください。


*当院での直接来院の受診や相談中止中(違法薬物使用歴のある方はオンラインも中止)

現在、公認心理士を募集中のため、予約が入ったら当院に登録している心理士に仕事を不定期に依頼している状況です。

精神保健福祉士が在籍しておりませんので、身体合併症や重症で転院調整が必要な方や経済的な福祉支援制度についてのご相談では、有料になりますが、医師が対応する場合もございます。ただ、無料で行政にご自身やご家族でご相談いただくのが基本です。

身体合併症や重症で転院が必要になる可能性を自覚なさるようなら、無料で福祉支援金の制度の説明を受けたい場合、精神保健福祉士もいる大規模クリニックをご受診ください。


職員募集




当院は、上述の通り、安心・安全・ゆったりの支援を理念としております。

薬物・漢方治療、認知行動療法をベースにしたカウンセリング、EMDR等トラウマ診療、各種心理検査に興味のある職員も募集中です。

当院理念により一日の受診者は少ないですが、職員も1人で、初めは覚えることが多数あるため、マニュアルを作成しております。



オンライン診療や電子カルテを利用している都合上、メールやスマホ、パソコン操作を覚えるのが得意な方を募集しております。


当院では、初診では誤解して来院される方もおられるため確約できませんが、理念が安全と安心であり、軽症の方が多く、感染対策も厳しく、トラブル対応は管理者が責任をもって対応しており、職員は少数ですが、利用者も少数で、働きやすい環境かもしれません。


因みに、クレーム対応を電話で承る際、当院では予約制で自動音声対応のため、他院より対応で疲弊することはないかもしれません。終診後、基本は郵送のみの対応としております。


モラルと責任感をもち、利用者の安心・安全を守り尊重して下さる理念を共有できる方を募集中です。

詳細は、下記リンクをご参照ください。