熟眠障害から病状悪化を起こさないよう花粉症や不眠症は早期受診をお願いします
東京都では、毎年2月上旬頃から花粉が飛び、花粉症5月前後まで花粉症を抱える方は厳しい時期を迎えます。
平成28年度、東京都の花粉症調査によると、ある区内在住の都民約50%に花粉症受診歴があるようです。軽症だからと放置されている方も併せると、もっと多いのかもしれません。
飛散開始日以前にも、少量の花粉が飛散して症状を訴えられる方もおられます。花粉症のある方は、早めに耳鼻科受診してアレルギー剤や点鼻・点眼剤で乗り切りってしまうのが、賢い対処かもしれません。どうぞご自愛くださいますよう、お願いいたします。
<ご自愛の方法>
●花粉症治療による熟眠障害の管理
くしゃみだけでなく、結膜炎や鼻づまり・鼻炎など花粉症放置は熟眠障害が生じるのか、連日の熟眠障害が生じると、まるで軽躁状態でも起きたかのように、その後にメンタル不調が生じたり再発したりする方が目立ちます。この時期の再発増加が毎年、気になります。
連日眠れず放置された後に来院されてしまうと、治療するにも依存性のある強い睡眠薬しか効果がなかったり、一時的な認知症様に不注意が著しく家族支援が必要になったり、躁転していたりすると、抗精神薬や気分安定剤を使わないと勢いが治まらないこともあります。
寝ても寝ても寝た気がせず、夢ばかりみて睡眠が浅くなり、日中の不注意やうつ・不安・イラつきなど精神症状悪化のある熟眠障害が2日連日で生じた場合(月曜の夜眠れず、火曜の夜眠れず、水曜受診以内なら)まだ軽い依存性がないか弱い薬で眠れることが多いです。
それ以上になると、単独受診では、不注意のため規則違反を繰り返されることが目立ち、家族同伴を求めることが多いかもしれません。また、メンタル不調で休職は不注意が著しく作業効率が落ち就労困難になります。自立するため早期受診と睡眠管理を心がけましょう。
3日以上の連日不眠では、睡眠薬を処方しても、病識が乏しいのか、不注意なのか、一週間後来院時、処方薬を飲まれていない方も少なくありません。当院では家族同伴なしでは対応困難なため、3日以上の連日不眠では人数体制の多いクリニックを予めご選択ください。
● TVやSNSでの情報の量や質の選択
なお、報道機関には災害を伝える正義があるはずですが、災害時はいつも、悲惨な映像を長時間にわたり眺めたり、悲痛な体験談に胸をいためたりすると不安やうつが高まるため、被災していない地域の来院者が新年から増えております。情報の選択に、ご注意ください。
● 温度と湿度管理
湿度40-60%に保つことでウイルスが活動し難いため感染症予防に大事だといわれております。乾燥だけでも、過敏な人にとっては、のどの痛みや目の乾燥などの症状が出たり、アレルギーが悪化したり、睡眠の取り難い時期かもしれません。美容にも大敵です。
加湿管理に気を配りますが、加湿器3台体制でも、エアコンや換気をこまめにすると、湿度40%を切ってしまう日が目立ち、1月中旬から乾燥しているようです。温度管理にも限界を感じる時期です。感染症予防にご注意ください(免疫力を上げる漢方や食事もあります)
寝床近くに濡れタオルや洗濯物を干すなど加湿管理にもご注意ください。
温度管理は、エアコンでも期待した温度までなかなか温まらない時期かもしれません。温かい衣類、カイロ(足冷えに足の甲、腰背部痛に肩甲骨間や腰、腹痛にお腹へはると気そらし鎮痛になるのか軽減するようです)などで温めてください。
ほっとできる温かい飲料や旬の食材のお食事をお楽しみください。スーパー・コンビニで買える低コスト食材を使った栄養指導も承っております。
● 花粉症との付き合い方
花粉の時期には、花粉症用マスク・メガネが最適ですが、ガーゼマスクや眼鏡、帽子も有効なようです。帰宅時は、衣類や髪の花粉を落として家に入り、玄関にコートを置き、手洗い・洗顔・うがいをするなど、部屋に持ち込まないよう注意しましょう。
洗濯物の外干しを控え、布団乾燥機がよいですが、加湿は困難です。外出中に布団を乾燥させてしまうなど工夫できるかもしれません。ウエットテイッシュや濡れ雑巾などで床掃除も花粉対策によいようです。
気温が高い、風が強く晴れて乾燥した日などは花粉がよく飛ぶようなので、できれば外出を控えたいです。なかなかそうもいきませんが、風邪に注意したり(免疫力を上げる漢方あり)、依存物質(酒タバコなど)を控え、栄養に注意し食事をとり、乗り切りましょう。
● 小規模な当院でできること(いつもと同じ薬の短期処方、受診前の短期処方)
心療内科が主体のためアレルギー剤処方や点鼻・点眼薬の処方など心療内科再診の方を中心に行いますが、この時期は、受診前や薬切れの方は短時間診療で薬のみ処方支援をいたします。鼻のファイバー等精査できず腫瘍や副鼻腔炎を見過ごすので専門医受診も必須です。
当院内科では、いつもの薬が切れ、すぐ予約が取れない時、3か月以内、異常ない採血結果があれば2週間以内で処方する繋ぎの診療ならお引き受けいたします。採血結果がない場合、副作用が生じても自己責任で内科受診して下さるようなら、3日以内で処方します。
レントゲンなどはない精神科医が片手間に行う内科です。普通の内科だと期待しないで下さい。感染症検査は行っておらず、丁寧に長時間診療では感染リスクが高いため別途費用はかかりますが、オンライン診療をお勧めします。解熱鎮痛剤や漢方薬は内科で扱います。
<注意事項>
*当院ホームページを読み規則を守れる程度、軽症な方を対応するには当院も地域貢献できますが、精神科医が片手間に出来る範囲で支援する内科で普通の内科ではございません。
*来院前、事前の固定電話へのご連絡が必須です。予約料制のため自費予約料がかかる診療所ですが、内科希望なら予約料がかからない時間や時間外ならご案内できる日もあります。
*ご連絡があれば5分以内で回答するか、空き時間に説明予約をお取りいたします。人員体制は少ないため、ご注意ください。
*既に予約済の方がいる時間帯では、お待ちいただくスペースなく換気の都合上プライバシーが保ち難いため、お引き取りか、診療しきれず他院受診を依頼する場合もございます。
*診療が混みあっている場合、電話対応ができず、診療終了合間に、まとめてかけなおしている時もございます。繋がらない時には、着信履歴だけを残してください。ただし、休診日や診療時間外や非通知の電話にはお返事いたしません(興奮時は自動音声、録音対応です)
*本人・ご家族が内科受診を希望されても、睡眠障害や依存症を疑った場合、精神科医が診療するため、本人が病状を否認されても、心療内科を勧め通院精神療法の費用をいただくか、内科ではお引き受けできない場合もございます。ご注意ください。
<トラブル時対応>
*大学病院や大規模診療所と違い、規則を守られず他利用者に迷惑行為をしていることに本人が気付かれていなかったとしても、家族連絡・同伴を依頼するか終診・転院のご説明をする場合もございます(専属警備がおらず民間警備は警察同伴マニュアルある体制の違いのため)
*心療内科だけでなく内科でも、小規模ですので、採血結果なく規則違反をし1か月分処方とすごむ、居座る場合すぐ警備・警察対応となります。規則順守でご利用ください。
*クレームは、電話予約制、自動音声対応です。その場でクレームを言って帰ると興奮され待合室の他患に不安を与えられる場合、家族連絡し保護を依頼し繋がらない場合、警備警察要請する場合もございます。予め規則を理解できる家族同伴来院か他院をご選択ください。
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