先日も初診で37.5度以上の体温の方がいらっしゃいました。
当院では院内感染を防ぐため発熱された方は診療所へ入ってもらわず外でお待ちいただき、オンラインを勧めてまいりました。
しかし、感染対策の指示に従われない方、オンラインを希望されない方もいます。
運動後に体温が高いだけ、発熱した体温が自分の平熱、熱はあるが(解熱剤で昨日の高熱は下がったが)コロナじゃない。
そんな主張で長時間診療のご要望が続きます。しかし、発熱がある方には日頃から感染対策上、長時間診療を自粛しております。
コロナ対策も考え発熱のある方には肺炎検査にレントゲン・CT・検査キット、喉診察にN95マスクが必要です。当院にありません。
新型コロナが心配で風邪症状で受診される方も増えています。
マスクを付けるのに慣れない、不注意な方は外して咳をされます。仕方ないですが、医師一人で再診を続けるため、注意を払います。
そこで、ビニールシートを当院でも設置しました。医師会でも配布されているようです。新型コロナウイルスが収束したら外します。
なお、風邪症状の方の採血でも新型コロナの可能性も考えるとフェイスシールドとガウン、手袋も必要ですから仰々しくなります。
常時と同じ安心感を提供したかったので、極力感染対策の仰々しい体制をとりたくありませんでしたが、安全を優先します。
驚かせてしまうかもしれませんから、来院前に予め感染対策の現状をご報告いたします。
*N95マスクやレントゲンがなく口腔内の診察や肺炎の有無は判断できません。発熱のない風邪症状の方は受け入れております。
*換気し診察室1で発熱患者を短時間診療、発熱がない方を診察室2で診療したいですが、機器移動の課題、医療資源不足で難しいです。
*風邪症状のある方、発熱している方の心療内科のご相談は、出来るだけオンライン初診・再診をご検討ください。
*解熱剤や頭痛薬や痛み止めなどを飲んで、今は発熱がないが、飲まないと発熱があるかもしれない方も、来院前にお知らせ下さい。
*感染対策の指導を重ねて破る方に対しては、周りの患者の安全を守るため診療を自粛させていただく場合もございます。
様々な論文があるので確実とはいえませんが、Lancet Microbeに掲載された研究があります。
結果を眺めていると、紙幣を触った後には、手洗いをしてもよいかもしれません。
サージカルマスクは、内外のウイルス残存日数が長いので、着脱後に手洗いをした方が良いでしょう。
なお、診察室やトイレのドアノブ、カーテン、一部の椅子、ボールペン、印鑑、問診票ボード金属部は定期的に消毒しております。
入口にビニール手袋も無料で設置しました。感染が心配な方は、ご利用ください。
便座は各自アルコール消毒でお願いします。エアロゾル発生リスクを考えると、トイレの蓋を閉めて流してください。
*嘔吐・下痢のある方の使用後、高濃度消毒による他患のトイレ使用制限が必要です。激しい嘔吐・下痢も、オンライン推奨です。
手洗いの方法によってもウイルス数が違うという報告があります。参考にされ、来院時にはまず手洗いをお願いいたします。
*下2枚は、ウイルス除菌・予防対策委員会の画像を引用しています。
発熱された方や感染疑いの方が枠始めに来院されると、アルコール消毒や換気が必要で、待ち時間が発生しております。
発熱された方が直接診療を長時間希望され入所を試みた末に転院されますと、残された他患は設備消毒が終わるまで待たれています。
当院は完全予約制です。当日予約は事前電話連絡が必要です。必ず事前にご連絡くださいますよう、お願いいたします。
熱がでたり息苦しい苦境を理解いたします。
ただ、連絡なく来院され入口で待たれても、高熱があるなか指示に従わずマスクなしで職員に怒って唾を飛ばすのはやめてください。
発熱されている方の入所を禁じる入口の張り紙を無視する方もおられ、隔離しようとして反論を受けますが、規則を守ってください。
熱が出ると注意力が落ちるので、医療機関の情報をよく調べるのも難しいのだと苦境を察しております。
今後、新患受入は他患に会わない枠終わりを検討いたします。それでも、ルール違反を重ねる方の受け入れは困難かもしれません。
恐れ入りますが、現状では発熱患者や発熱後の解熱剤服用者の方のご相談は、できる限りオンラインをご検討ください。
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